公害・環境対策を考える:バイオ燃料・バイオガソリンの基礎知識

バイオ燃料・バイオガソリン

バイオ燃料・バイオガソリンの基礎知識 記事一覧

バイオガソリンを実際に給油:バイオガソリン給油レポート

バイオガソリンを実際に給油した時の様子をレポートします!(今回私は、コスモ石油と新日本石油「ENEOS」に給油に行きました。)

バイオガソリン販売店5
私の家の近くには、あいにくバイオガソリンを取り扱っている販売店がなかったので、少し足を伸ばし2店のお店に行ってきました。どちらのガソリンスタンドも、道路には「バイオガソリン」のノボリがあるものの、中に入ると「バイオガソリン」については一切触れることなく、給油するもしくは給油してくれました。(セルフとフルサービスのお店に行ったため)
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給油後、バイオガソリンについてお店の方にたずねましたが、特に変わった雰囲気はなく、意識もされていない様子でした。(残念)というのも、バイオガソリンを給油するといっても、バイオガソリンを取り扱っているガソリンスタンドでは、レギュラーガソリン自体が「バイオガソリン」なので、特に指定する必要はありません。ガソリンスタンドによっては、価格表のレギュラーガソリンの欄に「バイオガソリン」のマークがついていたりします。
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子連れで給油に行った時には、ガソリンスタンドの方から、「バイオガソリン」のかわいいステッカー(写真:下中央)をもらい、子供も大喜びでした!あまりにバイオガソリンのことを聞くので?親には石油連盟の「バイオガソリン」のチラシ(写真:左下)をくださいました。レシートの裏ももちろん「バイオガソリン」です!(写真:右下)
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バイオディーゼルと食用油

バイオ燃料・バイオディーゼル3バイオ燃料「バイオディーゼル」が注目されているのは、繰り返し利用して汚れた食用油であっても、精製すればディーゼル燃料として役立つからでしょう。ディーゼルエンジンが発明された当時は、軽油を使っていたのではなく、ピーナツ油から作られたバイオ燃料が使われていました。


化石燃料の広がりとともに、食用油を用いたディーゼル燃料は廃れていきますが、環境に優しいバイオ燃料として注目を集めています。

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とくに欧州諸国ではディーゼル車に力を入れていて、ほとんどのディーゼル車がバイオ燃料100%の使用を保証していますし、バイオディーゼル燃料を扱うスタンドが増えているほか、税金の面でも優遇されるため、今後もますます増えて行くでしょう。


▼化石燃料・・・石炭や石油、天然ガスなど、プランクトンや樹木などが長い年月をかけ変成してできた有機物燃料のこと。


バイオガソリンは環境にやさしいの?

バイオガソリン・地球温暖化バイオ燃料のひとつである、バイオガソリンに配合されている「バイオETBE」は、とうもろこしやサトウキビなどの植物成分が含まれています。植物は、光合成によって二酸化炭素を吸収し、成長するので、通常のガソリンを使うのと比べ、植物産まれの燃料をブレンドしている「バイオガソリン」を使うと、二酸化炭素の排出を削減し、地球温暖化防止に役立つといわれています。

このことは、「京都議定書」の内容でも、

植物を原料とする「バイオ燃料」が使われた場合、地球規模の大きなサイクルで考えると大気中の二酸化炭素の総量を増加させない。

と述べられています。

バイオガソリン・地球温暖化
あなたも、バイオガソリンを選ぶ生活に変えませんか?
もちろん、地球温暖化問題を考えると、マイカーの利用をやめたり、減らすことが一番です。
今日できることから、はじめましょう!


バイオ燃料とフレックス車

バイオ燃料・フレックス車フレックス車とは、ガソリンとバイオ燃料(バイオエタノールなど)を、いかなる割合で入れても正常に走らせることができる自動車のことをいいます。


フレックス車は、英語では「Flex Fuel車」と表されますが、「Flexible Fuel」を簡略化した呼び名であり、日本語に直すなら「フレキシブル燃料車」。つまり、柔軟な燃料に対応できる自動車ということです。

フレックス車が最も多く利用されているのは、バイオ燃料先進国のブラジルです。実は、トヨタや三菱、ホンダなどが、ブラジルではフレックス車を販売しています。また、現在製造・販売されているトヨタ車のすべてが、10%のバイオエタノールを配合した「E10」バイオガソリンに対応しています。

日本国内での、バイオ燃料普及は進んでいませんが、自動車メーカーは独自に対応を進めているようです。


バイオエタノールの原料

バイオ燃料・バイオエタノールの原料バイオエタノールの原料として利用されているのは、トウモロコシやサトウキビ、小麦、イモ類、果物などです。

理論的には、分解されると糖質になる成分なら、全て利用可能です。バイオエタノールの製造は、微生物を利用してアルコールを作っているため、発酵の工程で糖質が作られるなら、どんな植物でも利用可能です。

ただ、食料をバイオ燃料に利用することは「反対」とおっしゃる方もいます。もちろん、食料を粗末にしてはいけません。しかし、将来の燃料や地球環境のことを考えて新たな資源「バイオ燃料」を開発して行くことも大切です。食料として作られた作物ではなく、使っていない土地を利用してバイオエタノールに利用する作物を育てるのなら、食料を粗末にするのとは事情が異なると考えることができるのではないでしょうか。


バイオエタノールの原料
トウモロコシやサトウキビ、小麦、イモ類、果物など



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