バイオ燃料各国の取り組み

バイオガソリン・アメリカの取り組み

バイオ燃料・アメリカの取り組みバイオガソリンについていろいろ調べていると、日本の取り組みが最も遅れているのではないかと思えてきます。すでに世界各国では、バイオガソリンをはじめとするバイオ燃料を推進する取り組みが盛んに行われています。


バイオ燃料・アメリカの取り組み京都議定書から離脱した米国もバイオガソリンには注目していて、ブッシュ大統領の演説ではガソリンの20%をバイオエタノールに置き換えると宣言していますし、全米にあるガソリンの40%は「E10」と呼ばれる、バイオ燃料を10%配合したものです。


また、ニューヨーク市の取り組みとして、2008年7月以降最低5%のバイオ燃料を配合を義務づけています。


つまり、米国のバイオガソリンへの取り組みは、日本の遙か先を行く状況にあるのです。もちろん、国土の広い米国だからこそスムーズに移行できているのかもしれませんが、石油を輸入に頼る日本はもっと頑張るべきではないのでしょうか。



バイオガソリン・ブラジルの取り組み

バイオ燃料・ブラジルの取り組みブラジルは、古くからバイオガソリンの取り組みを行ってきた国のひとつです。


もちろん、地球環境保護のためにバイオガソリンをはじめとするバイオ燃料への代替を行ってきたのではありませんが、結果としては環境保護に大きな役割を果たしています。もともとは、1973年に起こった石油危機がきっかけとなり、国家計画としてアルコールの燃料利用を推進しました。


ブラジルには、サトウキビからお酒を作る技術があったため、バイオ燃料への取り組みに大きく役立ったといわれています。1980年代に入るとバイオ燃料だけで動く自動車も販売されるようになり、一気に加速するかと思われましたが1990年代になると政府の補助が打ち切られたため一時的に敗退していきました。しかし、京都議定書で締約以降は、アルコールの代替燃料ではなく、バイオ燃料として注目を集めています。


ブラジルの持つバイオ燃料の技術力・生産力は、日本にとっても重要であり、政府が手本とすべき取り組みなのかもしれません。



バイオガソリン・他国の取り組み

バイオ燃料・他国の取り組み米国はバイオ燃料への取り組みを強化していますし、ブラジルは30年も前から取り組むバイオ燃料先進国です。しかし、他の国でもバイオガソリンをはじめとするバイオ燃料への取り組みが盛んに行われています。


欧州では、フランスやスペインなどが余った農作物からETBE(ガソリンのオクタン価向上剤)を製造していますし、スウェーデンではバイオ燃料を5%混合したE5規格のバイオガソリンを利用しています。

欧州の取り決めでは、バイオエタノールならば5%、ETBEならば15%まで混合可能となっています。

バイオ燃料・他国の取り組み
日本でも「バイオガソリン(バイオETBE配合)」が試験販売されるようになりましたが、フランスで製造したETBEを輸入し、混合しています。ただ、現在のところは、自動車で利用する燃料の1.4%ほどしかバイオガソリンは利用されていません。しかし、京都議定書の目標である2011年でには5.75%まで増やしていくようです。

また、インドや中国などのアジア地域でも、バイオ燃料の使用量が増えています。



バイオガソリン・日本の取り組み

バイオ燃料・日本の取り組み日本におけるバイオガソリンなどのバイオ燃料への取り組みは、まだまだ始まったばかりと言えるでしょう。

2007年の4月から始まったバイオガソリン(バイオETBE配合)の試験販売は、東京・神奈川・千葉・埼玉県内の50ヶ所に限られていますし、2008年度の目標でも100ヶ所への増強程度です。

また、2007年の8月から始まった新たな取り組みとして、ガソリンに3%のバイオエタノールを混合する「E3」方式のバイオガソリンが、大阪府を中心に関西地域で販売開始されます。

その他、バイオディーセル燃料に関する取り組みは、地方自治体や民間主導の計画はあるものの、政府としては目立った動きはありません。京都議定書の目標を達成するためには、税的な優遇措置や、バイオ事業への補助など、政府としても積極的な取り組みが必要なのではないでしょうか。